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功績賞・技術賞 受賞

 

2018年5月31日(木)に、KGU関内メディアセンターで開催された日本材料科学会総会で、関東学院大学材料・表面工学研究所に所属する教員、大学院生が複数の賞を受賞しました。
 
 日本材料科学会では、同会の発展に特に功績があったと認められた人物に対して、功績賞(中村賞)を授賞しています。今回の総会では、材料・表面工学研究所所長の高井治工学研究科教授が同賞を受賞しました。高井教授は、はっ水加工技術の研究に長年取り組んできました。素材の表面を1ナノメーター(10億分の1メーター)という極薄い透明な膜でコーティングし、ハスの葉に似た微細な凹凸を作り出して水を弾く「超はっ水膜技術」を開発。この技術は、屋外用のポスター用紙などとして実用化されています。
 
 また、工学研究科博士後期課程に在籍していた金榮宰(キム・ヨンジェ)さんと渡邊充広総合研究推進機構教授、盧柱亨(ノ・ジュヒヨン)総合研究推進機構教授、本間英夫特別栄誉教授、高井教授らが発表した学術論文「Low Aspect Ratio Through-Hole Filling by Copper Electroplating(銅めっきによる低アスペクト比スルーホール充填)」に対して、技術賞が贈られました。この他に、学術論文「アンバランスドマグネトロンスパッタリング法によるDLC膜の成膜と摺動特性」が評価されて、社会人学生として工学研究科博士後期課程に在籍中の上山秀明さんが、若手研究者が対象した奨励賞(末澤賞)を受賞しました。


研究業績
2018/10/05